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アトピーの治療 下書き

アトピーの治療かゆみの激しい湿疹が慢性的に続く皮膚炎です。年齢によって皮膚が乾燥したり、赤くなるなど症状が変化することもあります。

乳幼児に多い疾患ですが、近年では成人になっても症状が現れる方もいます。

アトピーになりやすい体質の人が、アレルギー物質に触れたり、乾燥や汗により皮膚に刺激を受けることでアトピー性皮膚炎を発症するといわれています。アレルギー物質は、卵や牛乳などの食物、ハウスダストやダニ、カビ、動物の毛など人によって様々です。

 

治療では、ステロイドなどの塗り薬を使用します。症状に合わせて保湿薬などの複数の塗り薬を使用したり、飲み薬を併用することもあります。

また、アレルギーの原因となるアレルゲンを特定するため、血液検査や皮膚検査を行うこともあります。

◆治療について

◎抗アレルギー剤内服

◎外用療法

◎デュピクセント(生物学的製剤治療):適応15歳以上

◎リンヴォック(ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤)適応:12歳以上

◎ナローバンドUVB療法

◎そのほか

★当院ではアトピー性皮膚炎の患者様にnb-UVBの光線療法を受けていただくことができます。保険適応です。週2、3回の照射を数回受けていただくとだんだん効果が出てきてかゆみも減少していきます。即効性はないですが、かゆみが減り皮疹が減ってくると外用する薬の量も減らすことができます。ご希望の方はお申し出ください。

当院では’デュピクセント’の取り扱いを始めました。これは生物学的製剤でアトピー性皮膚炎の患者様には新たな一手の治療法となります。アトピー性皮膚炎の皮疹やかゆみの原因をブロックする注射薬です。
今までの治療で十分な効果が得られなかった中等症以上のアトピー性皮膚炎の患者さんに対して、高い改善効果と安全性を示しており、これまでにない優れたアトピー性皮膚炎治療薬であると考えられます。生物学的製剤の特徴として、薬剤費が高く高額な患者負担となりますが、様々な助成制度が用意されています。自己注射をしていくことで皮膚症状、かゆみが軽減されに日常生活がかなり改善されます。詳しいことは診察時お尋ねください。(15歳未満への適応は現時点でありません。)

⭐️当院ではデュピクセント導入開始後多数問い合わせをいただいています。治療に関して詳しいことをお聞きになりたい方はお気軽にご相談ください。

コレクチム軟膏

ヤヌスキナーゼ(Janus kinase:JAK)阻害薬であ るデルゴシチニブ(Delgocitinib)の軟膏がアトピー性 皮膚炎の治療薬として 2020 年 1 月に世界に先駆けて本 邦で承認されました。アトピー性皮膚炎の治療外用薬は今までステロイド、プロトピックの2本柱でしたが世界初新たな選択肢の外用薬が使用できることになりました。2歳以上のアトピー性皮膚炎の患者様に適応があります。

使用方法:通常,成人には,1 日 2 回,適量を患部に塗布する. なお,1 回あたりの塗布量は 5 g までとする

詳しいことは診察時にお尋ねください。

◆アトピー性皮膚炎とはどういう病気なのか?どういう風に治療を行い、どういう経過をたどるのか?どういう風に毎日の生活をより過ごしやすくするために気をつけるのか?など、疾患自体の根本の説明、薬の使い方、病気との付き合い方など、皮膚科専門医の視点からご説明させていただきます。気になる点はいつでもご相談ください。病気と上手に付き合っていくことが重要なことなので、一回治療して薬を塗って良くならないからと治療をドロップアウトせず、上手に病気と付き合っていくために色々なご提案をさせていただければと思っています。

 

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