イボの治療
イボは主にウイルス感染が原因で発症します。皮膚の免疫が落ちている方がなりやすく、アトピー性皮膚炎、多汗症、その他に湿疹のある方は注意が必要です。
イボを伴う疾患
以下が、イボができる皮膚疾患の一例です。
手足のイボ(尋常性疣贅)
足の裏のものは”たこ”や”うおのめ”と間違える方も多いのですが、パピローマウイルスによる感染症ですので、放っておくと拡がります。凍結療法(液体窒素でイボの下に水ぶくれを作る方法)を行います。 具体的にはマイナス196℃にも達する超低温の液体を綿棒などに染み込ませ、ウイルスに冒されている患部を急激に冷やす(凍傷)ことで皮ふ表面の異常組織を壊死させます。イボが硬くなって凍結療法が効きにくい場合は、表面の硬くなった角質をとりのぞいてから、凍結療法を行います。角質を取り除くための塗り薬や貼り薬を使っていただく場合もあります。当院では1週間から2週間に1度の治療を繰り返します。
◆当院では自費診療でCO2レーザーによる尋常性疣贅の治療を行なっています。
<炭酸ガス(CO2)レーザーによる治療>
主に足底の大きくて深さのあるイボの治療に有効です。
局所麻酔を行ってその後レーザーでイボをしっかり除去する方法です。治療後は皮膚に欠損部ができるので傷がふさがるまでの3、4週間くらい軟膏処置が必要になります。約1ヵ月に一度の治療が1~3回程度必要ですが最も短期間で治療が完了する方法です。
料金表
直径5mm未満 | 16,500円 |
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直径5mm以上〜10mm | 27,500円 |
直径11mm以上〜15mm | 38,500円 |
直径16mm以上〜20mm | 55,000円 |
直径21mm以上 | 5mmごとにプラス11,000円 |
※同部位2回目以降は半額で治療させていただきます。
※上記料金には麻酔代が含まれています。
※上記料金は税込価格です。
老人性イボ(老人性疣贅)
加齢に伴って発症する良性の腫瘍で、高齢者に多く見られます。色は、薄茶色から黒色まで様々で、顔や体、手など、手のひらや足の裏以外の全身のどこにでもできます。ダーモスコピーにより医師が確認を行います。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
軟属腫ウイルスによるウイルス感染症で、お子様に多くみられます。小さな結節をつくり、典型的なものは中央におへその様なくぼみが出来ます。多くは、放っておくと増えるため、専用のピンセットで一つずつ摘除します。当院では自由診療で3A M-BF CREAMを採用しました。ご希望の方はお申し出ください。
◉3AM-BF CREAMについて
アクロコルドン・スキンタッグ(首のイボ)
首や腋かに中高年期にできるイボは、主に線維腫と言われる皮膚の良性腫瘍です。放っておいても悪性変化はみられませんが、見た目や触った感触が気になる場合は治療の対象となります。
治療法は、液体窒素による凍結療法、C O 2レーザーやサージトロンによる焼灼です。